フィリピンジャングルで見かけたものちょっと誤解されるかもしれないので、フィリピン行く前にちょっと追記しておきます。(04年4月4日) フィリピンって先進国。セブとかマニラとかの都会だったらもうゲーセンあるし、インターネットもあるし、フィリピンパブもあるし、そりゃあもう楽しい楽しい♪ 海に行けば、ダイビングやり放題。リゾートなんかもしほうだい。もう楽しい楽しい♪ まぁ一般的な旅行で行ったらこんな感じ。 でもねぼくが行くところ、ぼくが住んでたところはこんなところ。 ねっ♪ 家なんか見えないでしょ。 そうこんな山奥なんです。 フィリピンは日本人の方も多く住んでます。 日本企業もセブなんかにいっぱいあるし。 それでほとんどの(99.9%)の日本人の方は、普通都会に住んでます。 それで小金もちなんでフィリピンパブ行ってお姉ちゃんと遊び放題。 女の人も、リゾートで来てこっちのイケメンの兄ちゃんと遊び放題。 これ本当。事実です。 実際ぼくの友達にもいます。 ピノイの兄ちゃんとできちゃって入れ込んでいる日本人女性の方。ピーナのねーちゃんと付き合っててしょっちょう日本とフィリピンを往復している人。 ところがぼくは、写真の通り、まさに山奥。 『ミンダナオの山奥で♪ 修行して~♪』てな感じです。 別にリゾートしている日本人の方を妬む事も軽蔑する事もありません。 ピノイやピーナと付き合うのも別にとやかく言うつもりもありません。 でもね。 そういうところの日本人って、男も女もなんか小金持ってるぞ~ってな感じの方が多くて(もちろんそんな人ばっかりじゃありません)、フィリピン人側もなんかお金目当てで付き合ってるやつらが目立ってしまって(もちろんそんなフィリピン人ばっかりじゃありません)いやなんだよね。 そういうところって、人間のいやな感情とか欲望とかが丸出しになってるんですよ。 ぼくは仕事柄あまり都会にいることが今までなかったので、そういうところで暮らす免疫が弱いんです。 だからジャングル大好き。フルーツ大好き。 でも時々山からサルが下りてくるように、僕も都会へやってきてジョリビーとかマクドとかのジャンクフードを食うのも大好き。 写真見たら、分かるでしょ。 『ぼーっとして寝るしかやることねぇな、そこなら。』って。 1.ラフレシア 世界最大の花といわれる植物。 フィリピンはミンダナオのジャングルにて発見。 くっさいんだ。 2.Antler Fern(大角しだ) 全長2メートルはあろうかという巨大なしだ植物の一種。 なんか、ドラクエの世界に出てきそうなやつだ。 こんなのが、ジャングルにはうようよしている。 だから楽しいんだ♪ 3.うつぼかづら とっても有名な食虫植物。 つぼになっていて、そこに入り込んだ生物を消化液を使って溶かし、食べてしまう。 フィリピンのジャングルの一部には、このうつぼかずらの森がある。 これちっこいから許せるが、もし人間がすっぽりは入れるくらいの巨大なもんだったら、かなり怖い。 更にジャングルをあるいていると、あしもとには。 こんな感じの丸っこいのが転がっている。 まるで、鬼太郎のおやじの湯舟になりそうな可愛いうつぼかずら。 ジャングルってこれだからすてきだ。 4.オジギソウ これはジャングルで見かけるというよりは、開けた牧草地とかでよく見かける植物。 日本なんかじゃ、おじぎするから珍しくって観葉植物として園芸店で売られてたりするけれど。 こちらでは、雑草だ。しかもかなり有害な。 なぜなら、とげとげがあって、ウシが草を食べるときちくちくしちゃう。 除去しても除去しても、後から後からはえてくる。 なんて元気な草なんだ。おじぎしても許されない。 5.トゥブリ あぁ、なんてこったい。ついに俺の全貌をさらしてしまった。 まぁ、写真がちっちゃいし、あんまりくっきりと見えないからいいかっ。 これ、別にターザンごっこをしているわけではありません。 掴んでいる蔓は、現地名『トゥブリ』、学名をDerrisという、れっきとした薬草なんです。 農家のウシがすっごいダニの被害にあっていて、何とか対策ないかなぁと。しかもただで。 そこで考えたのが、このトゥブリ。 アマゾンの原住民とかが、川に毒を流して魚を獲るというような画像をどこかで見た事があるかもしれません。 実は、そのときの毒がこのトゥブリから得られるんですよ。 もちろん、人体やウシには大きな影響がない。なんともエコロジカルな薬草だ。 こんなのを収穫するために、俺はフィリピンのしかもミンダナオのジャングル奥地まで入り込んでいたんだ。ばっかみたい。 こんな苦労をするくらいなら、う~ん殺虫剤買っちゃおうかと何度も思ったけど。 でもね、やっぱりジャングル大好き。 6.なぞの植物 これは、フィリピンのジャングルの中で発見したもの。 名前さっぱりわかりません。 大きさは、5cmくらい、ちっちゃい。 色がね真っ白なんだ。 俺が思うに、きのこみたいな感じに、光合成はしておらず他から栄養とっているんじゃないかと思うんだけれども。 だって花が咲いてるんだけど、花も茎も葉っぱも真っ白なんだぜ。 たぶん腐食植物の一種だと思います。 7.たびびとの木 この木は、本来マダガスカルが原産なんだけど。何故かフィリピンにも結構生えている。たぶん誰かが移植したんだろうけれど。 なぜ旅人の木と呼ばれているか?実はこの葉っぱの根元に水がたまるんですよ。雨水だけどね。でも葉っぱの所なので、浄化されるらしい。 つまり旅人がいつでもきれいな水を飲めるところから、この名前がついたそうな。 きっと昔、旅人が植えたんだろうね。 8.盆栽フォレスト ミンダナオの究極の山奥に行くと今でも現存するこのミニチュアフォレスト。通常では大きく育つ木なんだけれど、標高が高い場所にあるので高山植物化してしまうのです。 フィリピンのTVでも放映されたこのミニチュアフォレスト。別名を『盆栽フォレスト』なんて呼ばれちゃっています。 この盆栽フォレスト、見に行くだけでもかなり大変。本当のミンダナオの山奥なのです。 本当の山奥だからこそ、まだ人の手が入っていない本当の自然が残されているのです。 9.マンゴーの森 日本でもマンゴーってのは沖縄なんかに行くと見ることはできるんだけど。 普通のマンゴーの木って言うのは、果物を収穫しやすいようにそんなに大きく成長していないんだ。 ところがどっこい、じいちゃんの家のマンゴーは巨木へと成長している。樹齢約60年、本当だったらこんな大木になったマンゴーの木はあんまり生けないんだそうだけど。 なかなか良いジャングルへと成長していたよ。 10.急成長きのこ この写真は、別にジャングルの中でもない。実はとある事務所のトイレのモップ。朝見た時、このモップは掃除のおばちゃんに使われていた。 それで、この写真を撮ったのはそれから2時間くらいかな? すぐにきのこが成長!そのくらい暖かいんだな、フィリピンって・・・。 |